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2008年12月

気長に待つ

近頃おせちは、家族が好きなものしか作らなくなった。

くろまめ、お煮しめ、チャーシュー。
実家で過ごすお正月の、売れ行きベスト3。
大根と人参、こまつな、鶏肉が入ったお雑煮は必須。

保守的な家族なので、おととし私が三晩を費やして作った五目なますのしらあえは、母が作った定番なますにあっさり完敗した。
その年はお正月があけるまで、毎食自作の五目なますを食べ続け、もう冒険はしないと固く誓った。

今年もごまめを炒るのは私の一番のしごと。
焦がさないよう気長に炒り続けることが出来るのは気長なわたしだけ、という、ほめられているのかのせられているのかよく判らない理由で、今年もこざかなを炒る。

慌てると、苦くなる。
ちりちりと固いおとがするまでゆっくりゆっくり鍋を振る。
コツはただそれだけ。

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にほんご

にこげ【和毛】
細く、やわらかな毛。

にほんご。
うつくしいことば。

Mokuren

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ジュリエット

ジュリエット
僕のこと見つめないで
そんな瞳で

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忘年会memo

忘年会memo
ウィルキンソンのジンジャーエールは美味しい。
ちゃんとジンジャーの味がするよ。

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コピ・ルアックがやってきた

我が家に、コピ・ルアックが届いた。
『かもめ食堂』にも出てくる幻のコーヒー。
年間の生産量がわずか200キロくらいしかない、とてもとても珍しいコーヒーだ。

コピ・ルアックは、特殊な方法で集められた豆から作られたコーヒー。
ジャコウネコという動物の、排泄物のなかから集めた豆を使うのだ。

ジャコウネコは熟したコーヒーの実を好んで食べる。
消化し切れなかった種が排泄される。
パーチメントという殻に包まれた種は、ジャコウネコの体内で消化酵素にさらされ、パーチメントの中にある豆にも独特の香りを与える。
このパーチメントを外した中の豆が、コピ・ルアック。

『かもめ食堂』を観てこのコーヒーを知り、コピ・ルアックとの出会いに恋焦がれていたわたしにチャンスがやってきた。
すこしだけれど、と譲ってくれる人が現れた。
無理めなお願いも、何でも口にだしてみるものだ、ちゃんと叶う。

もったいなくて、まだ包みも開けていない。
新しい年を迎えたら、ひとりこっそり楽しもうとおもって、どきどきしている。
まるで片恋の人とのデートの約束をとりつけたあとみたいな気分。
実は、デートの前の晩が一番盛り上がる。

Kopi

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久々の映画館

WALL・Eを観てきた。

愛嬌があって不器用でまっすぐ、けなげなウォーリーは、子供、大人を問わず愛される要素たっぷり。
わざわざ吹き替え版を見にいったけれど、映画のストーリーのいちばん大事なところはノンバーバルなので、字幕版で観ても子供にも理解できたかもしれない。

それにしても、主人公のはずのウォーリーに比べて、ヒロインのイヴのつよいことつよいこと。
世界を産み出す鍵をからだの内に秘めているのも、全てを壊す力を持っているのも、イヴ=女性ってことかな。

映画館の壁に張ってある、公開予定ポスター。
『きつねと私の12ヶ月』に惹かれる。

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lost

朝目が覚めたら、バイクにかけていたカバーが無かった。
長らく放置したことを痛く反省して、フルメンテしたあとカバーも新調し、休みの日はほんの少しでいいからエンジンを回していた矢先の出来事。

盗られたのではなくて、無くなったのだと思いたい。
かなしい。

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仕事納めの日

仕事納めの日
クリスマスが駆け足で通りすぎた後、ツリーを片付ける間もなく街は新年を迎える空気に包まれる。

ほんとうにせわしなくて、やり残したことがまだあるのではないかと心の隅っこがそわそわするこの時期。
きっと、何もせずにのんびり過ごしていても昨日と同じ朝を迎える新年なのだけれど、締め切りに追われるように何かをせずにはいられない。

長い休みに入ったばかりで、まだ何もしない気まんまんなのに、相変わらず心だけがせかせか動いているのはとてももったいない気がする。

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きれいは穢い、穢いはきれい

オキーフの描く花は、『美しい』という一言で表すにはあまりにも生々しくエロティックで、時にグロテスクにすら見える。
オキーフが小さく、やさしい花々をわざわざこんな風に大きく描いたのは、
「皆がハッとして見直してくれるように」。

それは、清らかでいながらも汚らしく、繊細で大胆、夢を見ながら現実を生きる、沢山の矛盾を一つの心と身体に同時に秘めている人間そのもの。
だからこそ、私たちの目に驚くほど美しくうつる。

1939cupofsilver_2

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星めぐりの歌

あかいめだまの さそり
ひろげた鷲の  つばさ
あをいめだまの 小いぬ
ひかりのへびの とぐろ
オリオンは高く うたひ
つゆとしもとを おとす

アンドロメダの くもは
さかなのくちの かたち
大ぐまのあしを きたに
五つのばした  ところ
小熊のひたいの うへは
そらのめぐりの めあて


http://jp.youtube.com/watch?v=0MNWPcBpuqY&feature=related



宮沢賢治の作品、『双子の星』のなかで、星達がうたう『空の星めぐりの歌』に、賢治自身が曲をつけたものが、この歌。
双子の星は、星たちの歌にあわせて銀の笛でこの曲を奏でる。

耳たぶががキンとするくらいに澄んだ今夜の空のように、遠くから聞こえる静かなほしのうた。
冬がやってくると、何度でも聴きたくなるうた。

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阿岸充穂

『大地の詩(うた)』は、自然を正面からみつめた写真集だ。
もし阿岸さんが今生きておられるならば、この写真集のことをどう思われただろう。
きっと満足されなかったにちがいない。
もっとやりたいことがあったにちがいない。
しかし、今でもこの写真集がぼくをうつのはなぜだろう。
人は生きているかぎり、夢に向かって進んでいく。
夢は完成することはない。
しかし、たとえこころざし半ばにして倒れても、もしそのときまで全力つくしてはしりきったならば、その一瞬は完成しうるのではないだろうか。
アメリカの大地をテーマに十年間、阿岸さんは最後の瞬間まで走りきった。

星野道夫「北極への門」 


阿岸充穂という写真家がいた。
オーロラに憧れ、オーロラを追いかけて、撮影中の事故で亡くなった。
この文章を書いた星野道夫も、阿岸充穂のような運命をたどるとは、このとき想像もしなかっただろうか。
それとも、阿岸の疾走する魂に共鳴した時、既に、星野道夫の魂は駆け出していたのか。

めぐり合う魂の不思議。

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東京タワー

冬空の下、ちいさく東京タワーの見える場所からかかってくる一本の電話。
白い息を吐きながら歩いている気配。

酔っ払った時にしかかかってこないのに、
いつもわたしが落ち込んだときにタイミングよくかかってきて、
散々わたしをへこましたあとで、一方的に元気を分けて電話を切る。

持つべきものは、自分勝手で感度のいいアンテナを持った友人。

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あぶない

あぶない

心配性のお母さんみたいな世の中。

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祈り

祈り

いつもよりも30分早く飛び起きたあなたの幼い日に、
あたたかな思い出が沢山たくさん降り積もるように。
この先あなたが出会う世の中の矛盾をすべて覆い尽くすように。

あなたはどんな時も愛されている。

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サンタさん離陸

http://jp.youtube.com/watch?v=k9SMD2pblI0&eurl=http://www.noradsanta.org/youtubeplayer.swf#?id=331

北極です!
はやく日本にもきてください

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NORADサンタ追跡

NORAD tracks Santa
http://www.noradsanta.org/jp/home.html

NORAD(北米航空宇宙防衛司令部)による、サンタの飛行追跡プロジェクトが今年も発動している。
このプロジェクトでは、衛星、47箇所のレーダーサイトを駆使し、赤鼻のトナカイ『ルドルフ』の鼻の熱源を目標に、イヴの一日、サンタの動きを追う。
米国東部時間24日午前5時より、25日午前3時30分まで、各地を飛び回るサンタのライブ映像が定期的にアップデートされる。
現在は、GoogleEARTH上で現在位置追跡のストリーミング表示も行われている。

サンタ追跡は、地元紙のサンタ・ホットラインに、NORADの前身CONAD(中央防衛軍基地)ホットラインの番号が誤って記載されたのがきっかけとなった。
子供の電話を受けた司令官が機転をきかせ、
「サンタは北極点から南に向かったらしい」
と答えた。
以後、毎年サンタの追跡が行われている。
1958年に設立されたNORADが引き継ぎ、プロジェクトは2004年で50周年を迎えている。

ちなみに、新幹線の上空を飛ぶ映像を解析した結果より、サンタのスピードは新幹線の約100倍と算定されているらしい。

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寝息

まだ、か弱く頼りなげで、何度も何度も確かめずにはいられなかった、うまれたてのあなたの寝息が、
今わたしを明日の朝へと、力強く繋ぎ止める。

守っていたはずのものに、いつの間にか、まもられている。

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繋がる

私がいま投げたボールが、
ながい時を経て、未来のあなたに届く。

あなたはその時初めて気づく。

あなたが毎日同じ朝を迎える時、
まだ見ぬ海を泳ぐ鯨が、朝靄のなかの木霊達が、今最初の空に飛び立とうとしている雛鳥が、
あなたの誕生を願ってやまなかったひとが、あなたの存在すらしらない全ての人が、時が、場所が、想いが、
等しく繋がっている。
あなたに向かって。

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境界線

境界線
子供と大人の境目はない。
誰もが無垢な瞳と恐れを知らない心を持ったまま、大人になっていく。
無くしたのではなく、いつしかそこから目をそらして生きる器用さを選んできただけ。

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約束

約束
どちらに進めばいいのか迷ったときには、自分の想いをいちばんに大切にすること。

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