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凛とした


という言葉は色々な事柄を形容するのに使われる。
例えば今朝のような冬の厳しく澄んだ空気。
背筋の伸びた、美しい姿。
きりりとした心のありかた。

「Cool Struttin'」
いつもその歩く姿を「ぽてぽて」と形容されるわたしが、ジャケットに惹かれて買った一枚。
ソニー・クラークのとても有名なアルバムなのだけれど、中身も知らずに買って以来、幾度の引越しにも耐えてわたしのCD棚にある。
ぽてぽて歩くのは遺伝らしく、よく見れば、母も、妹も、わたしの娘も同じような歩き方をしている。
幾度と無く気にしてはみたけれど、どうしてもぽてぽてになってしまうことはもう諦めた。
けれども、こころだけは凛としていたい。
美しいジャケットを見ながら、いつもそうおもう。

生き方はいい加減がいちばん。
肩をはらず、そのときの風にまかせて、ゆるゆると、「いい、加減」に。
肝心なときだけでいい。
しゃんと背筋をのばし、凛として立つ。


見上げると、通りを歩く人の脚がロー・アングルでちらちらと見える。ちょうどソニー・クラークの『クール・ストラッティン』のジャケット写真みたいな光景だ。
「遠い太鼓」村上春樹

クール・ストラッティン

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